本当はあなたを愛してましたゴーテル男爵家所有の商会で働く平民の美青年ルーカスは、近所に住むリナとは幼馴染み。
学園も職場も同じで、何をするにもいつも一緒だった。誰よりもお互いのことを想いあっていて、
いずれは結婚するだろうと信じていた二人。
そんなある時、リナは取引先のエミリオから食事に誘われる。
小さい頃からルーカス以外の男性と交流を持つこともなかったリナ。断りづらい事もあり、軽い気持ちで応じてしまう。
やましい気持ちなどなかったのに……。
その現場を目撃したルーカスから、浮気したと責められ別れを告げられる。
浮気などしていないので、ルーカスを想いつづけるリナ。
きちんと話し合いたいのに、ゴーテル男爵の末娘のサラが商会を毎日訪れるようになり、ルーカスとの距離はどんどん離れていく。
別れを決断したルーカスと、受け入れられないリナ。二人が出した答えは……。